パソコン初心者にとって、精密機械であるパソコンの動作が不安定になると対処がわからずパニックになりがちです。少しでも状態を改善しようと修理業者に出そうとする方は多いですが、これが多くの人がつまづくポイントの1つだといわれています。
まず不具合が起こっているからといっていきなり修理業者に持っていくことは、自分ではどうしようもできない場合の最終手段であって、機械の状態を把握し適切な対処を行えば不具合が解消されるケースはかなり多いです。そのため動作が不安定になってもまずは落ち着き、現在機械に何が起こっているのか状態を確認し、自分で行える対処法はあるのか調べてみてからでも業者に依頼することは遅くありません。

もしパソコンに故障と思われる現象が起こっているのなら、まずは対象となる方法を試し本当に故障しているのか1つずつチェックしていくことが解決策となります。
例えば電源を入れても起動しないといった現象が起こっているなら、対処方法としては電源ケーブルがきちんと接続されているか、バッテリーが残量不足になっていないか、ディスプレイの電源がオンになっているかを確認しましょう。パソコン初心者の中にはこういった基本的な対処法で解決される場合も多く、他にも周辺機器の取り外しや光学ドライブに挿入したCD・DVDを取り出して再起動すれば問題なく起動するケースがあります。
画面がブルースクリーンの状態になってしまう現象なら、最新の更新プログラムをインストールしたことでブルースクリーンが発生しているようなら、該当プログラムをアンインストールし、再インストールすることで問題が改善するかを確認したり、周辺機器を全て取り外し再起動してブルースクリーンが発生するかを確認するといった対処法を行います。
またフリーズして動作しなくなってしまう現象では、熱暴走を解消するため電源を切り周辺機器と電源ケーブルを取り外し放電を行います。しばらく経ってからコンセントに電源を差し込み起動させる方法や、負荷の高いアプリケーションを終了させるといった対処法があります。
反対に機械から異音・異臭がする場合、内部で大きなトラブルが起きている可能性が高いので自身で対処を行わず、速やかに修理に出すことが大切です。同時にパソコンを濡らしてしまった場合も、すぐに異常が起きずとも内部パーツに水分が浸透し大きなトラブルにつながる危険があるので修理に出しましょう。